縄文時代のドングリの食べ方
食べられるドングリはスダジイ、マテバシイ、ミズナラ、
コナラなどです。
特にシイの類は生でも食べることができます。
縄文時代にはこのドングリを主食としていたようです。
れでは縄文人が食べていたと推測されるドングリ
の食べ方を紹介します。
【灰汁抜き】
  ドングリはタンニンを含むためそのままではほとんどのドングリは食べることができません。
  そこでアク抜きが必要となります。
  ここではミズナラとコナラの灰汁抜きの方法を紹介します。

【デンプン抽出法】  
  まずドングリを粉砕します→布袋に粉砕したドングリを入れ、水を張った入れ物の中でよく揉み絞る→デンプンを沈殿させ渋みが 消えるまで何度も水を換える→水を加えて加熱し糊状にする。
  こうしてできたものを、きな粉とまぜて、ヒエ粥(かゆ)と交互に口に運んでいたようです。
  縄文人の食料のかなりの部分を補っていたようですね。
【煮沸法】
  湯がく→十分乾燥させる→水につける→皮、渋皮を取り除く→再度水につける(1日)→水からゆでる→水を捨てる→灰汁で煮る→灰味が消えるまで何度でも水を取り替えながら煮る(8回前後)→最後に蒸して完成です。

 簡単なドングリの食べ方                   


一番簡単なドングリの食べ方は、木から落ちたものを拾って皮をむいて生で食べる事です。
でも食べてもスダジイやマテバシイは食べられるってだけであまりおいしくありません。他のドングリは言うまでもありませんけど。そこで一手間掛けてドングリを煎って見ましょうさてどうなるでしょうか。

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 ドングリクッキーの作り方                   

わたしたちがドングリを食べるのはやっぱりおいしくなくてはだめですよね。
それではドングリを入れたクッキーを焼いてみましょう。

【材料】
(普通のクッキーの材料)
小麦粉、ミルク、卵、砂糖、バター、塩

普通のクッキーを焼く要領でタネを作ります。
次にシイの実の殻と渋皮を取り除いたものを細かく砕きます。
これを先ほどのタネの上に置いたり、混ぜたりして焼き上げます。
やっぱり現代人はこっちの方がいいかな〜!

 その他のドングリの食べ方

日本の山間部や外国(特に韓国)では今でもドングリは食べられています。
詳しくは世界の食文化を紹介するcarlosさんの「喰いしごき調査委員会」を見てください。
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