サワラ(ヒノキ科ヒノキ属)   Chamaecyparis pisifera

サワラは本州、四国、九州に分布し樹高30m、直径1mに達する。木曽に純林がある。
樹幹は通直で、心材は帯黄褐色で辺材はほぼ白色、心辺材の境界は明瞭。
肌目は緻密だが、ヒノキよりやや粗く、光沢もない。
材の腐朽、保存性は中庸であるが、水湿には強いため風呂桶などに良く用いられる。
切削加工はやりやすい。


気乾比重 0.34
全乾比重 0.31





常緑針葉樹


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