ミズメ(カバノキ科カバノキ属)   Betula grossa Sieb

ミズメは日本特産の樹種で本州、四国、九州に分布し樹高20m、直60cmに達する。
枝を折ったり、皮を剥いだりするとサロメチールの香りがする。別名ヨグソミネバリともいう。
材は優良な散孔材で心材は紅褐色、辺材は黄白色心辺材の境界は明瞭。
肌目は緻密で美しい。
樹皮はサクラに似た光沢があり、横長で赤褐色の皮目が目立つ。
材は器具材、家具として利用される。


気乾比重 0.72
全乾比重 0.68





落葉広葉樹


樹木標本へ