クスノキ(クスノキ科クスノキ属)   Cinnamomum camphora

クスノキは本州(暖地)、四国、九州に分布し樹高20m、直2mに達する。
日本で一番太くなる樹木の一つで、老木になると直径が8mになるものもある。

材は優良な散孔材で心材は黄〜赤褐色、辺材は灰白から淡黄褐色。
心辺材の境界はやや不明瞭。
肌目はやや荒く交差黄理を現すことが多い。
強い芳香があり、かつては樟脳の原料となっていた。
防腐防虫性は高く建築用材として用いられる。


気乾比重 0.52
全乾比重 0.49





常緑広葉樹


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