ハルニレ(ニレ科ニレ属)       Juniperus chinensis

ハルニレは日本特産の樹木で、北海道、本州、四国、九州に分布するが、特に北海道で多く見られる。
高さ30m直径1mになるものもあり、樹幹は比較的通直で枝も太い。
強靱な環孔材で心材は暗褐色、辺材は帯褐灰白色で境界は明確である。
木理も通直であるが肌目は荒い。
材の保存性は高くなく、切削、加工もやや困難であるが、曲げ木には適している。

気乾比重 0.63
全乾比重 0.61





落葉広葉樹


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