ブナは日本特産の樹木で、北海道、本州、四国、九州に分布している。 奥山林に多く、立地条件の良い場所では樹幹が通直で枝下が長い。 材は散孔材で心材、辺材の区別はあまりない。色は一様に白〜淡黄白〜淡紅色で、年輪界は細かい波状を呈する。 板目面で樫目(かしめ)、柾目、追柾目で虎班(とらふ)を現すことがある。 未乾燥材の耐不朽性、保存性はきわめて低く、辺材に褐色の変色が入りやすい。 虫、菌害ともにきわめて速くおこる。 気乾比重:0.65 全乾比重:0.62
常緑針葉樹