アカマツ(マツ科マツ属)   Pinus densiflora

アカマツ本州、四国、九州に分布し樹高35m、直1.5mに達する。
材は優良で心材は帯黄淡褐色、辺材は淡黄白色で心辺材の境jは明確でない。肌目は粗く、大きな生節が多い。
樹皮は帯赤暗灰褐色で厚い亀甲状に割れる。
樹脂を多く含むため、昔はマツの根から油を取っていた。
心材は水湿にも強い。
辺材は湿気にさらされると青変する。

材は建築用材としてよく用いられ、伝統的な日本家屋の梁材として重用される。
また、樹齢を重ねたマツの御木や枝は、写真のように樹脂がしみ出し、薄く加工すると向こうが透き通って見える。
通称肥マツと呼ばれ、茶托や、盆などに加工される。


気乾比重 0.52
全乾比重 0.48





常緑針葉樹


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