スミヤケールで炭焼き
 炭材を入れていきます。
今回は広葉樹を使用しました。
材料はあまり大きなもの(太いもの)は不向きです。大きくても直径10センチ以下が良いでしょう。長さは横が少し余るくらいの50センチくらいにしました。
  まず底に捨て材を入れます。側壁に接する部分にも同様に捨て材を立てておきます。

  スミヤケールの構造上下側がよく燃えるため、下側に太い木を置きます。
  材を詰め終わったら蓋をして蓋ピンをさしていきます。
また空気が漏れないようにスミヤケールの周りやm蓋の上にも土を盛ります。

 いよいよ着火です。焚き口から小さな木片や新聞紙などを入れて着火します。この際団扇は必需品です。
よく乾燥した材なら15分程度で着火するようですが、今回は30分程度かかりました。
  材に火が回り自然燃焼し始めるともうもうと、白い煙が出ます。材への着火が確認できたら土を寄せて焚き口を徐々に狭めていきます。煙が青白くなり、薄くなったら完全に焚き口をふさぎ、煙突もカバーをして土を盛り塞ぎ消火します。
今回は消火が少し早かったため未炭化材が4分の1程度発生しました。雑木の場合はやはり12時間程度は窯を塞ぐまでかかるようです。未炭化材は次の炭焼きに利用できますから無駄にはなりません。
この簡易炭化炉は今まで使用した炭焼き窯の中でも特筆すべき着火と移動・設置の簡便さが特徴です。
次回は竹炭にも挑戦してみようと思います。


もっと詳しくは岡山県林業試験場のHPへ。
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