樹木を大きく分けると広葉樹と針葉樹に分かれます。
葉っぱのとがったものが大体針葉樹ですが、なかには
イチョウのように広い葉をもつけれど針葉樹に分類されるものもあります。


利用できる針葉樹


(スギ科)スギ   
Criptomeria japonica

日本特産の木で全国に分布します。
とても用途の広い木で、日本の人工林の約7割はこのスギの森林です。
屋久島の屋久スギは特に有名で3000年以上も生きています。
最近は花粉症の原因として嫌われているようですが。


(ヒノキ科)ヒノキ 
Chamaecyparis obtusa

スギと同様に植林されている代表的な樹木でサラワやアスナロなどもヒノキ科の樹
木です。
材質は緻密でなめらか、家の柱や内装材などに使用されます。
木は高さ20〜30mで、大きなものは直径2.5mのものもあります。
建築材として利用されます。

(マツ科)カラマツ  
Larix leptplepis

秋になると紅葉し、冬には葉を落とす日本特産の落葉針葉樹です。
長野県や北海道などで多く植林されています。
高さはふつう20〜30mとなり秋の紅葉や春の新葉の季節は特に見事です。

(マツ科)エゾマツ  
Picea jezoensis

北海道のほぼ全域に自生し、植林もされています。
大きなものは高さが40m位になるものもあります。





(マツ科)アカマツ  
Pinus densiflora

日本各地の野山に普通に見られる樹木です。
乾燥に強く山の尾根によく生えます。
秋の味覚の松茸はこの根に寄生し生えますが、最近は松食い虫の被害で枯れてしまっています。
家の梁などに使われます。


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