子供の夏休みの自由研究の課題として葉脈標本づくりに挑戦しました。
庭で虫に食われた櫂の木の葉が葉脈だけになっているのを見つけ、以前Be-PALで葉脈づくりに水酸化ナトリウムを使う方法が紹介されていたのでやってみました。
薬品を使うので少し注意が必要ですが、挑戦してみると以外と簡単にできましたよ。

【準備するもの】
鍋(ホーローか陶磁器のもの)、割り箸、苛性ソーダ、バット(ホーローのもの)、古い歯ブラシ

まず苛性ソーダを手に入れる必要があります。これは劇薬なので薬局で販売していますが、印鑑が必要です。
どこの薬局にもあるものではなく、私は3軒目でやっと買えました。
最近では手作り石鹸の材料としても知られていますが、強アルカリ性の薬品なので取り扱いには注意が必要です。
皮膚に付かないようにエプロン、ゴム手袋は必須ですよ。
もし皮膚に付いたときにはすぐに流水で洗い流してください。
お酢を霧吹きの中に入れておいて、薬品が付着したときには一吹きして中和してください。

 
 

苛性ソーダを水1リットルに対し50グラムの割合で使用します。
袋から出すと潮解(溶け出すこと)しやすいので手早く計測して、残った薬品は空気に触れないよう密閉したガラス瓶にしまいます。
取り出すときにはゴム手袋は必ずしてくださいね
に苛性ソーダを水の中に入れて溶かします。
くれぐれも苛性ソーダに水をかけないようにしてください。この場合には激しく反応して危険です。
割り箸でかき混ぜて溶かします。完全に溶けたら火にかけて沸騰させます。

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