用意するもの

《炭焼き道具》
直径15cm、長さ20cmくらいの円筒の缶:1個
(ここでは蚊取り線香の缶を使用しました。)
アルミホイル:1枚
針金:缶の周囲よりも長いもの

(缶のふたにかぶさる大きさもの)
皮の手袋(軍手でも良いがやけどの危険あり)

  缶の底から熱を加えるためのガスコンロ
(家庭用のポータブルコンロでも十分です。 
今回は火力の強いMSRのストーブを用意しま
した。)
今回の炭は「お花炭」といって、昔は茶人に重用されたものだそうです。
  《炭にする材料》
基本的に森でとれるものならなんでもOK
たとえば、木の葉、マツボックリ、どんぐりキノコなどたいていのものは炭になります。
ただしウルシ、ヤマハゼなどはやめてください。

この煙にあたるとかぶれてしまします。
ここではクリ、ドングリ、マツボックリを使用しました。
 

材料を缶に詰めます。
隙間なく詰め込むのがコツですが、あまりぎゅうぎゅう詰めにすると炭になったときにくっついたり、
形が崩れることがあるので注意 が必要です。
きれいに焼こうと思えばモミなどを間に入れて緩衝材にしてもいいでしょう。

  上からアルミホイルをかぶせます。
このとき針金でホイルの上から缶を1周巻いておくと、水蒸気でホイルが浮き上がるのを防止
することが出来ます。

ホイルの真中に蒸気抜きの穴を(5mm直径)  あけておきます。
    はじめは弱い火でゆっくりと熱します。
そのうち材料のもつ水分が水蒸気となって中  央の穴から立ち上ってきます。
この煙は刺激臭がして、火を近づけると炎が  消えてしまいます。
勢いよく煙が出始めたら、強火にします。
    2時間ほど経過すると煙の色に変化が現れま  す。
白い色がちょっと青みがかった色になってきます。
これは材料の炭化が始まったことを意味しています。
この時煙に火を近づけると煙に火がつきます。
煙の出が少なくなってきたら、火を止めて缶  が冷えるまで待ちます。
  缶が冷めたら、アルミホイルをはがして材料を取り出します。
材料はくっついていることがあるので、慎重に取り出します。
最初に詰めこんだときの、5分の3くらいの体積になっているので当然重量も軽くなってい  ます。
これでお花炭が完成です。
 

リのイガまではっきりわかる炭ができまし た。
夏休みの自由研究や、
きれいな箱などに入れるとインテリアとしても風流ですよ。




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